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よちよちバンドを夢見て


この記事は「よちよち.rb Advent Calendar 2014」17日目の記事です。

昨日は katorie さんによる「よちよち.rb 第49回 #yochiyochirb」でした。katorie さんは毎回レポートを書いてくれているので、残念ながら参加できなかった日も、そのレポートを読めばどんな内容だったのかをおよそ掴むことができるのでとても嬉しいです。

また、ミートアップで GitHub の Issues を使っているので、ウォッチしていればリアルタイムに活動状況がバンバン飛んできます。もちろん参加するのが一番楽しいのは間違いないですが、参加できない日でもこうして参加気分を味わうことができて、置いてきぼり感を感じさせないのも、よちよち.rb のとても素敵なところだと思います。ときには参加していない人からの「突然の」書き込みがあったりして盛り上がるのも楽しいです。これは、コミュニケーションツールに Idobata のチャットを使っていることも大きいのでしょう。

さて、その Idobata を眺めていると、「music」という部屋がありました。自分も音楽が好きなので、「どんなお話をしてるんだろう?」とログを最初から眺めていくと、すぐに Incognito とかの名前が目に飛び込んできて、ぶわっと青春の思い出が甦ります。そんなにすごく好きだったわけじゃないけど、ちょうど Acid Jazz 直撃世代なので、当時は友達としょっちゅう JK のダンスとか The Brand New Heavies のベースとかを練習していた気がします。Incognito はやっぱり Always There がヘビロテでしたね。

その後のログからもすごく盛り上がっている様子が伝わってきて、「よちよちメンバーでバンドとかやれたらきっと楽しいだろうなあ」と感じました。最近は投稿がないようなのでちょっと寂しいです。

今回の記事は、いつかくるかしれない、よちよちバンドがステージに立つその日を夢見ながら、持っている楽器や機材の自慢をしたいと思います。ブログなどではよく見るタイプの記事だと思いますが、一度もこういうのを書いたことがないので、「よちよち.rb が文章に入っていれば内容は何でも OK!」という懐が深いこの機会をお借りします。

※ええと…告白すると、実は元々、OSC プロトコル を使って簡単な音楽を演奏をするための gem を作って紹介する、という Ruby 寄りな内容の記事になる予定でしたが、絶望的に間に合いませんでしたので不本意にもこんな内容になります…全然完成できずに志半ばで公開した gem はこれ

ギター/ベース系

よちよちメンバーも、ギタリストやベーシストの方が多いようです。私も同じくギターやベースを主に演奏してきました。というかそれしか弾けません。

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Fender American Deluxe Stratocaster

手前から、まずは通称アメデラのストラトです。結構昔のやつなので、最近の N3 ピックアップがついたモデルが羨しいです。音は例えるなら大戸屋のお味噌汁のように薄味でとても微妙です。最初から好みではなかったんですが、「弾いてるうちに良くなってくるだろー」と楽観的に構えてたら、何年待っても全然いい音が鳴りません。いい加減辛抱できなくなってきたので、もう諦めてピックアップを変えようと思っています。たぶん Lindy Fralin の REAL54 にします。このギターの愛称はトムです。

Fender Jazz Bass '74

74年のジャズベースです。エレキギターはぶっちゃけ、本体の音がどうであれ、アンプとエフェクターでどうにかなっちゃうもんだと思ってたりしますが、ベースは本体の音がイマイチだと加工してもどうしようもなかったので奮発しました。年代的にビンテージとまではいかないかと思いますが、ぎりぎりアルダーボディにローズウッド指板で生産されていたときのもの (だと思う…) なので、70's のジャズベなのにそこそこ腰に響くいい音がします。買ってよかった。ただやっぱ古いからか、ネックがすぐ反っちゃうのが厄介です。愛称はトムです。

Fender Japan Mustang Bass

Talking Heads の Tina Weymouth がこのタイプのベースを使っていて、「ショートスケールで弾きやすそうだしカッコいい!」と思って買ったんですが、これは全然駄目でした。低音を上げるとボワボワになって輪郭がなくなるし、じゃあってことで低音を切るとペナペナになります。確かに PUNK / New Wave にはいいのかもしれないけど、私には全く扱いきれないやつでした。練習用。愛称はトムです。

Rickenbacker 330

やっぱりビートルズのイメージが強いリッケンバッカーを、FUGAZI の Guy Picciotto という人がフィードバックノイズ全開の凶悪な音で弾いてる映像を見て一目惚れしました。The Smiths の Johnny Marr の影響もあります。ストラトとかの後に弾くとめちゃ弾きにくく感じるのが難点で、しかもやっていた曲には全然合ってなかったんですが、それも含めて、見た目も最高だし一番のお気に入りです。ライブをするときにはやっぱりこれを使いたいですね!愛称はトムです。

Ovation Celebrity

一番奥のやつが Ovation のエレアコです。買って数日で倒してボディにヒビが入ってしまったんですが、特に修理もせずなんとか荒い演奏に耐えてくれています。ぶっちゃけアコギはうまく弾けませんが、これはネックも太くないのでそこそこ弾きやすいです。愛称はトムです。

それと、YAMAHA の安いアコギを持ってます。

打ち込み系

AKAI MPC2000XL

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サンプラー、シーケンサー、ドラムマシンが一体化したマシーンです。Hip Hop だけでなく Techno / Electronica のアーティストも多く使っていたため、サンプラーの代名詞的なものとしてこれを連想する人も多いかもしれません。ただ、記憶メディアが基本フロッピーなのが今となっては何とも厳しい…私はこれのために、今の若者は触ったこともなさそうな SCSI 接続の MO とか ZIP ドライブを大切に持っていたんですが、今年の大掃除でそれらを全部捨ててしまいました。なのでこいつを使うことはもうほとんどないでしょう。残念ですが。愛称はトムです。

AKAI MPK49

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上記の MPC と同じく、AKAI が発売した 49 鍵の MIDI キーボードです。タッチもピアノっぽくて割とイイらしいですが、バイエルすらまともに弾けないぐらいなので全然わかりません。DTM だと、ちゃんと弾けなくても適当に弾いてから後でデータを修正すれば何とかなるのでありがたいものですね。AKAI なのでパッドの出来に期待しましたが、正直なところ期待外れでした。愛称はトムです。

KORG padKONTROL

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MPK49 のパッドがイマイチだったので、パッドをパシパシ叩きたいときにはこれを主に使っています。HIFINA がヘビーに使い込んでいるのが有名で、こないだ見たライブでも大活躍していました。もちろんあんなに上手に叩くことはできません。この機材の特徴として、パッドがライトアップされて暗いステージでも見えやすい、というものがあります。なので、ライブのときに地面に置いて足で操作することにトライしたことがあります。が、やっぱり靴を履いたままだと全然まともに操作できませんでした。もし次回があれば裸足で臨みたいと思います。愛称はトムです。

KORG nanoKONTROL

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コンパクトサイズの MIDI ミキサーです。ライブとかで Mac からオケを流すときや PA 的なことをするときは、Mac 本体とこれを置けるスペースさえあればまーとりあえずはなんとかなります。nano シリーズは全部揃えたのですが、結局これしか使わなくなったので他のは大掃除で処分してしましました。愛称はトムです。

TC Electronic Konnekt Live

オーディオインターフェースには Konnekt Live という製品を使っています。上の写真の nanoKONTROL の左のやつです。この製品の良いところは、DSP を内蔵しているので、単独でコンプやリバーブをかけることができることです。DAW を通すとどうしてもレーテンシーが発生するので、録音でもライブでもこの機能は嬉しいです。すでにディスコンになってしまった製品ですが、後継機として Impact Twin というものが発売されているので、もし壊れたらそれに買い変えようと思っています。愛称はトムです。

DTM のソフトは Ableton Live をメインで使っていて、あとはプラグインとかがいっぱいありますが、OS のバージョンアップとかのときに頭痛いので、ソフトはできるだけこれ以上増やしたくないところです。

音楽プログラミング

ここでちょっとプログラミングに関連した話をするなら、曲作りや演奏のとき、たまに Max や Pure Data、そして SuperCollider といった音楽用のプログラミング言語を使うこともあります。最近は DTM 製品もとても進歩していて、そのまま使うだけでもかなりのことができてしまうので、わざわざ自分でプログラムを書くような場面はほとんど無くなっちゃったんですが、これらの中でも、特に SuperCollider に関してはもう少し詳しく紹介したいですね。

(1..10).collect {|n| n ** 2};

このコードは SuperCollider の collect メソッドです。めちゃ Ruby に似てますよね!?この SuperCollider というのは、音響合成のためのオブジェクト指向言語です。Ruby との関連性については知りませんが、どちらも Smalltalk に影響を受けているとのことなので、それで似ているのかもしれません。SuperCollider はオープンソースで公開されているので、もし興味があればすぐにダウンロードして試すことができます。なかなか興味がある人はいないとは思いますが…

その他

あんまり長いと読者の方々 (とこれを書いている自分) がウンザリすると思うので超巻きでいきます。その他フルートとかがあります。おわり!

さて明日は?

うーん、今日の記事はちょっと微妙でしたか?長いアドベントカレンダー、ときにはこういう日もあります。でもご安心ください。明日の記事は超絶面白そうですよ!

明日は、highwide さんによる「超絶楽しいカードゲームnimmtについて」 です!