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Eigo Gijutsusho Dokushokai


英語の技術書を読むという会に出席しました。

題材となっていたのは "Metaprogramming Ruby 2" で、これは日本語訳もされていた前の版がかなり面白く、更に随所で訳者の独特なセンスが光る不思議な本だったので、その最新の Ruby 2.0 / 2.1 対応版を原著で読むのはとても楽しみでした。

今日はもともと開催時間のすぐ直前に打ち合わせの予定が入っていたので、これは残念ながらスルーかねぇ、と思っていましたが、会場が渋谷近辺で歩いていける距離だったことと、その会場自体が結構気になる感じのところだったので、ちょっと遅刻になってしまいましたが出席することにしました。

会場は FUGLEN というところ。

行ってみると、ソファでゆったりくつろげるスペースになっていて、周りが外国人のお客さんばっかりなこと以外は、いわゆる渋谷の夜カフェ的な感じでリラックスして読書を楽しめそうなお店でした。そんな感じだったせいで、他の方がコーヒーなどを頼んで真面目に読書に向かおうとしているなかで、いきなり 1 人でビールを飲み始めてしまいました。だってなんかクラフトビールとかいっぱいあったから…

そろそろ内容の方に話を戻すと、読む範囲を決めて、技術的な内容に関することでも英語についてのことでも、気になる点や分からないことを各自 Trello にどんどん書いていって、範囲を読み終わったら書かれている内容について議論する、ということを繰り返しながら進行しました。

感想を結論から言うと、こうして複数人で集って英語の技術書を読むことはとても価値のある体験だと感じました。

普段から、技術書を英語で読むこと自体はそんなに苦痛だとは感じません。ただ、2 つのことを同時にできない性質なので、本を読むときにそれを英語の勉強だと考えたことは全くないです。そんなこと考えてると内容に集中できなくなるし。その一方で、自分の英語を使うときの表現力の乏しさは悲惨だからどうにかしたい、と思いがあって、そのためには英語の文章にいっぱい触れるしかないことはわかっています。それならば当然、「英語のやつしかないから」という理由で必要に追われて読むときに、英語の表現のお勉強も兼ねることができればそれが一番でしょう。でも、それはきっと自分 1 人で読んでいるだけでは永遠に実現できないことでした。

今回やったような、気になったことなどを Trello にまとめておく、という観点を持って文章に触れると、今まで流していた英語の表現に注意を向けることができます。だからといって内容をおろそかにすることもできないので、必然的に同じ文章を 2 度 3 度と読み返すという、(普段なら絶対にやらねーであろう) 態度が生まれます。そして、他の人も同じようにやっているので、自分が気付かなかった点に対するフォローもあります。

例えば、今日でてきたこんな表現は、普通に読んでたらフィーリングで理解して余裕のスルーで記憶の片隅にすら残らないでしょう。

  • At the suggestion of his expert coder friend, ...
  • If you sprinkle some metaprogramming over it, ...
  • It's not a bolt-on power feature

普段であれば、なまじフィーリングで読めちゃう分、その表現が記憶に残ることはありませんが、こうして抜き出して目を向ける機会を持つことで、自分でも使える表現として身に付くのが期待できるように思います。

もちろん、単純に楽しい時間を過ごせたということもあったので、次回の開催も、都合があえばぜひまた出席したいですね。

そして帰ったら英語のメールが届いていたので、これから返信しないといけません。はぁ。今日覚えたことが早速役に立つと良いのですが!