今年はまたスケボーをやろうと思う。
この記事は steakrb という (他の人には意味不明だと思いますが…) ステーキを食べにいったことがきっかけではじまったブログリレーで書いたものなので、なとなく語感が似ている skaterb というタイトルにした。ちなみに steakrb というのは、今はもうメンテされていないようだが、 steak という gem のコミュニティで利用されていたようなのでかぶっている…
去年は多分1回もスケートに乗っていない気がするが、今年またやろうかなと思った理由がある。
それはなんと DHH の発言を見たことだった。
私は仕事が好きです。この場合の仕事とは、主にプログラミングと執筆を指しますが、これは人生で好きなもののうちの2つです。だから仕事のことを「忘れる」必要はありません。
でも、充電は必要です。一日に4〜5時間本気で仕事に集中できると、かなり進捗するので、上出来と言えます。レモンを最後の1滴までぎゅうぎゅう絞るようなやり方は、余裕がなくな> るので幸せな生き方ではないと思います。
ですから私は世界耐久選手権で世界中のカーレースに参加しています。車を運転しているとき感じる全神経を集中させる感覚と波に乗っている感覚が好きなんです。スピードと重力、そしてちょっと危険な感じがあわさって爽快そのものです。心が洗われますよ!
https://www.lifehacker.jp/2017/12/171204-im-david-heinemeier-hansson-basecamp-cto-and-this-is.html
その中でも特に、
車を運転しているとき感じる全神経を集中させる感覚と波に乗っている感覚が好きなんです。スピードと重力、そしてちょっと危険な感じがあわさって爽快そのものです。心が洗われますよ!
この部分はまるで自分がスケートをしているときに感じていることをそのまま DHH が言葉にしてくれたようだった。そう、心が洗われる (wipe the mind right clean!) んだ!
skateboarding and programming
ロドニー・ミューレンはスケーター界の生きるレジェンドであり、ストリートスケートのゴッドファーザーとして知られる。
その彼が TED スピーカーとしてコミュニティの重要性を語っている。自分がスケートコミュニティによって何を得たかということや、コミュニティへの貢献について。
ミューレンは、個人とコミュニティとの美しい調和によってイノベーションが創られると続ける。そしてそこで引用されるのは Linux カーネルのハッカーであり、iOS のエンジニアたちである!
スケーターは新しい技術を知り、いつも好奇心を持って向き合わなければならない。壁にぶち当たることも何度もある。1人でそれを越えていくことは難しい。それはプログラマーとして生きていくことにそのまま当てはまる。
この節のタイトルにも引用させてもらったが、こういうブログもある。
これを書いた人のことを知るわけではないが、
Recovery from failure is critical to both riding a board and writing code. When trying out a new trick or a new path through a skatepark, you're almost guaranteed not to land it. Similarly with programming: when trying a new programming language, code pattern, or just working with unfamiliar APIs, you'll hardly ever produce good (or even working) code at the beginning.
などの「スケートとプログラミングの共通点」が書かれており、先ほどのミューレンのトークとも通じるところがあって「うんうんわかるわかる」と頷ける箇所が多い。
sk8 は人生
都市生活についてスケボーが教えてくれることという記事の中に、
「サブカルチャーにおいて、辞めた後にもこれほどの経験と影響を与えてくれるものは、スケボーをおいてほかにないでしょう。スケボーはひとのアイデンティティを形成してくれる。スニーカーやトリック以上のものがそこにはあるんです。スケボーを続けるなかで、スケーターは痛みを乗り越え、自分の体を知り、恐怖の瞬間に集中する術を学ぶのです」
とある。
実感としても、スケートの経験が自分にはっきりと影響を与えている、自分の中にずっと残っているのがわかる。まさにアイデンティティの一部になっている。
だからこそ、スケーターを見ると、それがただ道ですれ違っただけの人でも、年齢/性別/性格などの表面的に見えるものすべてを超えて「仲間」だと感じる。これは、(自分の場合だけかもだが) もっと長い時間続けている趣味である音楽とかでも感じない、非常に独特な心理だ。
スケボーは人生だ。
スケボーはこれまで常に、なぜかユースと反抗の象徴として生の生き生きとしたパワーを失わずに現在に至っている。痛みとアザと失敗を通して常にその存在を再認識され、現代都市空間を形成し続けてきたのがスケボーなのだ。
だから僕はプログラミングもこうあって欲しいと思っている。
人のアイデンティティを形作り、名ばかりではないコミュニティを繋ぐものであり続けて欲しいと強く願う。そのためにどんなに年をくっても hacker や geek の生き生きとした精神は失わないように今日も打鍵していきたい。
ということで、スケボー一緒にやる人募集してます。ランニング部の活動のときに近くでやろっかなーーー