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Windows で LG UltraFine 5K Display は…使えます!


僕が使っているモニタは LG UltraFine 5K Display と言うやつです。

これ、Apple Store でしか売ってないし、Touch Bar 付きの Macbook Pro と同時発売されたやつで一応 Mac 専用のモニタみたいな扱いになってますが、それを Windows (Bootcamp とかでもなく純粋な Windows 機で) で使おうとした話です。

ぶっちゃけほとんど情報はない。でも海外の (特に Hackintosh 系の…) フォーラムとかを見ていると、事例が全くないわけではなかったのでやってみました。

結論から言うと使えました。

構成

LG UltraFine 5K Display は Thunderbolt 3 (以下 TB3) 接続です。

まず、Windows PC では、GPU をオンボード増設できないようなごく一部のマシンやマザーボードを除いて、TB3 端子を持っているものはありません。つまり、ある程度のスペックや拡張性を持たせたまま TB3 を使いたい場合はほぼ自作するしかない状況だと思います。

「TB3 拡張カードって売ってるじゃん?それを差せばいいんじゃないの?」と思う方もいると思いますが、マザーボードに 5-pin TB3 ヘッダがあるものでしか使えません。これはライセンスの問題もあるのかもしれません (よく知らない) 。また、もちろん Intel 向けのマザーボードしか使えません。

で、実際にやったハードウェア構成はというと、

でした。

TB3 拡張カードは手に入る物自体が少ないので、まずそこから選定し、GC-ALPINE RIDGE にしました。

で、MOBO はおそらく TB3 ヘッダピンのあるマザーなら大抵使えそうではあるんですが、一応ベンダーが正式にコンパチ表記をしていた Z370 AORUS Ultra Gaming にしました。

GPU は別にベンダー合わせたわけではないんですがすぐ手に入ったがそれだっただけです。

未検証ですが、他の TB3 拡張カードには以下のようなものがあるようです。

手順

構成さえ間違っていなければ実際の手順は何も難しいことはありません。

  1. TB3 拡張カードを PCI-E スロットに差す
  2. TB3 拡張カードのコネクタを 5-pin TB3 ヘッダに接続
  3. GPU の output (DisplayPort) を付属のケーブルで TB3 拡張カードの input (mini-DP) に接続 (TB3 Passthrough)
  4. TB3 拡張カードの output (TB3, USB-C タイプ) を LG UltraFine 5K Display に接続

これで何の問題もなく Windows で LG UltraFine 5K Display が利用できました。

いや、max 解像度が 4K なので「何の問題もなく」というのは語弊がありますが、まあそれは仕方ないということで。

感想

とりあえず買ったものが無駄にならなくてよかったというのが素直な感想です。

ゲームも普通にできますし、ケーブル1本の抜き差しで Widnows と MacBook Pro でサクッと周辺機器を Plug and Play できるのがかなり楽です。

ということで、LG UltraFine 5K Display、最初は不具合とかもあって (Wi-Fi に干渉するとか MBP に繋いでも映らないとか) なかなか困った子だったんですが、これからも使っていけそうです。画面は綺麗。